人々がWEB上で時間を使うことが増えるにつれ、WEB広告が拡大している。WEB広告は、月に数千円から数万円でも出稿でき、資金が少ない企業や事業に対して、新しい広告・宣伝の場をつくることができた。
しかしながら、資金力や人材に限界がある中小企業、ベンチャー企業、大企業の新規事業などでは、WEBマーケティングに関する広い知識を持ち、かつ常に変化していくマーケティング施策に広く知識や経験を持っている人は少ない。
そのため、外部の専門サービスを頼ることになるが、外部の専門サービスは、広告運用、SEO、サイトの改善など、専門分野が別れているのが普通であり、その全てを行うことが資金、人材的にできない場合は、限られた資金や人材(時間)わ何に使うべきかの判断は難しい。
特に、マーケティングオートメーション、コンテンツマーケティング、アカウントベイストマーケティング、チャットボット、動画マーケティング、インフルエンサーマーケティングなど、マーケティング施策は、どんどんアップデートされるから、なかなか限られた資源を何に使うかの判断は難しい。
今、マーケティングで求められる人材は、広告運用などの専門スキルを持った人材もそうだが、経営のことが分かり、自社のマーケティングとして、経営的、長期的な観点から、複数の施策を組み合わせて、あるいは何か一つの施策に集中して、効果的なマーケティング戦略、施策を行える人材、言わばマーケティングマネージャーが必要とされているように思う。
監修者プロフィール
大学で経営学を学んだ後、IT関連のベンチャー企業に就職。以後、15年以上マーケティングに携わる。プロダクトオーナーなどを経験し、現在はマーケティングコンサルタントとして活動中。